そもそも「暫定」というからには、いつかは期限が来て廃止されるのは分かっていたはずです。
「暫定」だったんだから、いつまでも暫定をつけたままで置いておいたのが悪い。
そして今回、自民党の独裁じゃなくなったおかげで、「暫定」はあかんやろって論議ができるところまで来たはすごくいいと思う。
でもね・・・民主党の「廃止」一辺倒のカタクナさってのは、政治としてはどうかと。
そして自民党の「話し合いたいから応じてくれ」って主張も、どうかと。
だって、何を話し合いたいのか、一言もいってないでしょ。
「暫定税率継続」を話し合いたいというのは、つまり「そのまま継続します、了承してもらうよ」ってことでしょ。
そんなのって「話し合い」じゃなくて、「説得」なんじゃないかと。
お互い歩み寄りを、と言うならば、例えば、
「暫定税率は維持しますが、税金を減額する方向も視野に入れた話し合いをしませんか」
とかね。
そういう風に「何を話し合うか」というのを提示しないのは変です。
ただ「話し合いを」「論議の場に」なんて言ってるだけの姿を見せておいて、最終的に話し合って「税率維持」とかだと、本当に密室会議で気持ち悪い。
そんなの納得できないし。
ワタシだったら、
「今のままだと25円の減税ですが、それだと財政が立ち行かなくなるので、10円の減税でどう?」
って提案するけど。
それだと予算が足りないというなら、無駄な出費を減らしてくださいな。
何をやっているのかわからない天下り先の公団とか、遊行費に税金を使うような団体を廃止すれば、支出はかなり押さえられるわけだし。
道路事業だって「本当に必要な道路」だけを作ることにすれば支出は減るはず。
いま取り掛かっている無駄な道路工事は、止められないって言うのもおかしい。
将来にわたって無駄な支出を続けるデメリットと、今計画を中止するデメリットを天秤にかければいいのに。
HD-DVDとブルーレイの論争も、HD-DVD側が「将来の損失を考慮し、現在の損失を容認した」からこその決断でしょ。
道路整備にそれができないのって、おかしいと思うし。
自民党も、民主党も、このままだと「仕事のできない政治家集団」としか思われない。
「暫定税率の半分減額で調整」とか。
「全廃が無理なら、1年ごとに5円ずつ減額して、5年後に完全に廃止をする方向で」とか。
片方が歩み寄るのではなく、お互いが歩み寄って色々な折衷案を出せば、案外うまくいくものだと思うんでケドねぇ。
ワタシとしては、ガソリンが10円安くなるだけでもありがたいです。
だって、10円安くなったら1ヶ月で500円も1年で6000円安くなる計算だもの。
・・・25円だと、1ヶ月で1250円、1年で15000円も安くなるのか・・・。
ガソリン、安くなって欲しいです。
これは本音。
手取り年収300万円に満たない人間にとって、10円や25円は大きい。
しかし・・・ワケの分からない高速道路作るの止めて、田舎の
必要とされている酷道(国道)や険道(県道)をもっと使いやすく安全な道に整備してくれるなら、税金払ってもいいんだけどさ。
天下り公団とか民間大手の献金を期待しての政策続けるようなら、暫定税率いらないです。
(ガソリン代1リットル90円台が懐かしい・・・)